抗シワ
様々な化粧品原料をご紹介します。
化粧品には、化粧品の土台をつくる成分、品質保持のための成分、美容成分が含まれています。自分に合った肌悩みの「美容成分」が配合されいている化粧品を使用して、美肌を目指しましょう。
※化粧品原料の代表的な効果に分けて紹介していますが、カテゴリ以外の効果がある原料もたくさんございます。
抗シワとは
シワは、乾燥による皮膚水分量の低下やコラーゲンやエラスチンの変性や減少(紫外線や活性酸素など)が主な原因です。
シワの三段階
小じわ
ちりめん状の浅いシワ。目元や口元にできやすい。
表情ジワ
目元の笑いジワ、眉間、額など同じ表情を繰り返すことでできる。
深いシワ
目尻、口元、眉間、額などにできやすい。加齢や紫外線などの影響でできるシワ。
早い段階で予防し、できるだけ進行を遅らせるよう、保湿や抗シワケア(エイジングケア)を取り入れましょう。
抗シワに有用な成分
▪ レチノイン酸トコフェリル
▪ シン・エイク
レチノイン酸トコフェリル
シワ 抗酸化 ターンオーバー促進 保湿
表示名称 レチノイン酸トコフェリル 化粧品推奨配合濃度 1% |
レチノイン酸トコフェリルは、レチノイン酸(ビタミンA)とトコフェロール(ビタミンE:抗酸化作用)を結合させたビタミンA誘導体です。ビタミンA(レチノール)には、ターンオーバー(表皮が古いものから新しいものへと変っていくサイクル)の衰えを抑え、皮膚が厚くなるのを抑制したり、小ジワ、シミ、乾燥肌等を改善する効果があります。しかし、レチノールは光に対して不安定なうえ、皮膚には刺激が強いと言われています。そこで、刺激性がなく、安定性にも優れたレチノイン酸トコフェリルが開発されました。初めは、創傷治癒促進剤(床ずれ等の皮膚潰瘍治療薬:オルセノン軟膏)として製品化され、その後その作用を応用して、シワ予防・保湿として化粧品へも配合されるようになりました。
特長
・しわを改善
・コラーゲン合成を促進
・活性酸素種に対する捕捉能
・皮膚刺激性なし
・エステラーゼによる分解を受けず、レチノイン酸を遊離しません。
シンエイク
シワ 保湿
表示名称 ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド 化粧品推奨配合濃度 1~4% |
蛇毒から発見された筋細胞の収縮を抑制するペプチド(ボツリヌストキシン様作用をもつワグレリン1の作用)を模して合成された抗シワ活性ペプチドです。
塗るボトックス
シンエイクは、毒に含まれる神経遮断物質の働きで弛緩して伸ばす作用を参考に、表情筋の収縮と加齢によって発生し深くなったシワを伸ばす効果があります。ボトックスは注射を利用するということで、抵抗があった方も多いと思いますが、シンエイクは塗るだけで効果を実感できます。
さらにボトックス注射とは違って、表情が固くなったり、肌がきつくつっぱったりする感覚がなく、保湿効果が高いのも特徴です。
シワに効果的
アルジルリンの6倍の抗シワ効果があり、短期間でシワを平滑化します。おでこのシワ、目元、口元の表情シワ、ほうれい線、乾燥による小ジワ、加齢によるシワなどすべてのシワを改善、予防してくれます。継続することで効果がさらにアップします。